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参加者がバーチャルDJを楽しめる、米国のソーシャルリスニングサービス「Turntable.fm」が、アバター用にバーチャルステッカーを配っているようです。

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このバーチャルステッカー、すごくイイですね!アバターをもっとパーソナル化できるので、自分のアイデンティティを形成して自分らしさを表現しやすくなります。またステッカーのおかげで友人や好きなDJを見つけやすくなります。

同じ空間にいる人についてもっと知りたい、繋がりたいと思った時、何をテーマに対話を図ればいいのか。仮想アイテム追加によって、音楽的な共感に加えステッカーのビジュアル的な共感が加わることでコミュニケーションを始める接点が増え、会話から連帯感が生まれつながりが拡大することで、音楽を聴く機会や時間が増加することに結びつくと考えられます。

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ブログによれば設定メニューから、スタートアップ11社のロゴのステッカーを最大20個まで自分流にアレンジすることが出来るみたいですね。

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DJのステッカーを見たい時は、PCにマウスオーバーすればズームインしてくれる。(追記:ユーザーから邪魔だと不満の声が続出したので、この機能は削除されました)

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自分のプロフィールにも表示されるので、友人同士でもDJをやっていない人同士でもお互いのステッカーをチェックできる。
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全く気がつきませんでした! 

日本からはライセンスの問題でアクセスできません。ですので、完全にスルーしていました。
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Turntable.fmは、ログインした音楽ファンが友人や他のユーザーと一緒にバーチャルDJをリアルタイムで楽しめるサービス。「部屋(Room)」に参加して同じジャンルやアーティストの曲をプレイしたり聴きながらチャットができるソーシャルエンターテイメント性と、DJプレイに評価(Awesome/Lame)を付けてポイントを集めアバターをカスタマイズできるゲーム要素が組合わさったプラットフォーム。参加者がリアルタイムで趣味嗜好や感情表現を共有できる、全く新しい人間性あるソーシャルな音楽サービスと言えます。

以前書いたことがありますが、ステッカーの登場はファン獲得やコアファンの育成を助長し収益化を。以前のブログの中で、ユニバーサルミュージックのシニアVP, Bill Campbell(ビル・キャンベル)氏が、ソーシャルエンゲージメントやゲーミフィケーションに魅力を感じ、ユニバーサルのアーティストが独自のアバターや仮想アイテムの特典も考えられると言っていたことを考えると、ステッカーは理想の仮想アイテムになるのではないでしょうか?

例えば限定ステッカーを有料販売する。アバター用のアイテムを限定販売する。部屋を広告主のブランドカラーにカスタマイズする(既にSXSWで実践済み)。これらのアイデアはユーザーの参加を妨げる従来の広告とは違い、ユーザー同士が繋がる環境下でパーソナルな体験を深化できる仕掛けであり、自社の収益化の手段でもあるところは音楽サービスとして非常に斬新。

最新アップデートです。違いが分りますか?
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Turntable.fmやソーシャルメディア時代のサービスはユーザーとビジネス双方に価値を提供しながら成長できるのか、今後も注目していきたいと思います


ご参考までに関連記事です。興味のある方は是非。

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ソース


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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