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先日、Facebookが音楽ビジネスの可能性についてメジャーレコード会社と協議していると、海外メディアがレポートしました。Facebookは音楽ビジネスに本格参入するために二段構えの戦略を練って、第一段階では広告モデルの音楽動画配信からのマネタイズを成功させ、その上で第二段階には音楽ストリーミングサービスに参入することを計画しているとレポートは伝えていました。

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アップルのApple Music、Spotify、YouTube、Rdioなど音楽配信サービスと競争する体制を作るかと思いきや、FacebookはBillboardに対して、音楽ストリーミングサービスに参入する予定は無いと回答してきました。

またメジャーレーベルの情報ソースによると、Facebookとはオンデマンド型の音楽ストリーミングサービスについて話し合いは行っておらず、ストリーミング事業への関心がレポートされたことにも驚きを隠せなかったと言っているそうです。また別の情報ソースによれば、Facebookは「音楽との連携」に興味を示したそうですが、SpotifyやRdioなど定額制音楽配信が提供するサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスとは全く異なるものだと言います。

Facebookが公式に音楽ストリーミング参入については否定していますが、すでにメディアも取り上げている「広告モデルの音楽動画配信」については触れていません。

2014年世界の音楽市場では、デジタル音楽の売上の中で23%がサブスクリプション型音楽ストリーミングサービス、9%が広告モデルの音楽ストリーミングと、音楽配信の存在は業界で無視できない規模に成長しています。特にサブスクリプション型音楽サービスでは有料会員数は46.4%増加し、売上は39%増加するほど、今最も勢いのある音楽ビジネスの領域です。

ソース
Facebook Says It Has ‘No Plans’ to Launch a Music Streaming Service(Billboard)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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