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* このエントリーはロイターの記事の抄訳です。

中国最大の検索サービスBaiduが音楽検索を5月から開始すると、ロイターがレポートしている。サービスでは、ライセンス契約を締結済みの楽曲を提供する。

BaiduのスポークスパーソンであるKaiser Kuo氏(国際コミュニケーション担当ディレクター)は、「Baidu Ting」と呼ばれる音楽検索サービスを5月にローンチ予定しており、ユーザーは音楽ストリーミング、ダウンロード、ライブラリーの作成ができ、ソーシャルネットワーク機能も追加されると、ロイターに説明する。

Baiduは先週、中国音楽著作権協会(Music Copyright Society of China、MCSC)との間で、Baidu Tingからの楽曲ダウンロードの支払いに関する合意に達したと述べる。音楽サービスは広告で収益を得る。

合意内容は出版権が対象となり、BaiduはMCSCを介して作詞・作曲家へ利益を分配する。Baiduはまた興行権を含む契約の合意に向け協議している。

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さらにBaiduは、ソニーニュージック、ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージックなど大手レコード会社と同様の契約を協議している。EMIと同社はMCSCとの契約に基づき、すでに合意に達したとKuo氏は説明する。

BaiduのライバルであるGoogleも、中国市場向けに音楽検索サービスを提供している。しかし2010年に中国での検閲に関する処置のため、本土での事業を切り上げ香港に拠点を移動した。

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Baiduが音楽サービスに、しかも最大シェアを有する中国市場で展開。今後もアップデートがあればレポートしていきます。

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ソース

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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