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*追記:レコード会社の方へ。Drip.FMでの配信をご希望の方または検討中の方は、下記から招待リストにサインアップまたはメールで連絡してください。(現在ベータテスト中)

 

以前に米国のエレクトロニック系レコード会社Ghostly Internationalが立ち上げた月額制コンテンツ配信サービス『Drip.fm』について、今年2月にブログで書きました。
このサービスでは、利用者はサービス全体に定額料金を支払うのではなく、好きなレコード会社のコンテンツを購読するために各レコード会社に10ドル程の月額料金を支払うことで、世界中のファンがコンテンツをダウンロードすることができる、サブスクリプション型の新しいデジタルコンテンツ配信プラットフォームのカタチです。
これまでに米西海岸で人気のヒップホップ・レコード会社Stones Throw Recordsや、有名DJ/プロデューサーDiplo率いるMad Decentなどインディー系レコード会社が参加してきました。そして先週、デトロイトテクノの天才アーティスト、カール・クレイグが主催するレコード会社『Planet E』が、参加することが発表されました。Drip.fmの仕組みと、コンテンツ配信の新しい可能性について、SPIN誌に掲載された記事を抄訳でご紹介。
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Ghostly InternationalのSam Valenti IVMiguel Senquizは昨秋、消費者が定額料金を好きなレコード会社ごとに支払うことで最新リリースや過去作品を入手できる、新しい月額制のコンテンツ配信サービスについて、説明してくれました。彼らはブランド・ロイヤリティ、バックカタログ、レコードストア、オンラインアクセス、Sub Pop Recordsの「Single Club」(定額制でアナログ7インチが届くカタログサービス)について語り、価格設定と特典を助成するカルチャーについて多いに議論しました。
image via SPIN

 

その後、彼らはアイデアまとめ、デジタル音楽プラットフォーム『Drip.FM』を立ち上げました。これまでに、Stone Throw Records, Mad Decent, Dirtybird、そして自らのGhostly Internationalといったレコード会社が参加しており、そして先日カール・クレイグのレーベル『Planet E』が参加を表明しました。

 


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スタンダードなサービス内容としては、利用者は10ドルから15ドルの月額料金を支払い、購読したレコード会社の毎月最新のコンテンツをDrip.fmで入手することが出来ます。配信されるコンテンツは、新曲、過去のカタログ、DJミックス、限定リリース作品などがあります。全てのコンテンツはDJや音響システム向きに320kbpsでエンコードされたDRMフリーのMP3です。

 

世界中の誰もが会員になることが可能で(米国にかぎらず、日本からも可能)、また新規会員はサインアップすると最新リリースがもらえる特典もあります。(例:Planet Eの場合、カーク・ディジョージオの「 The Golden Aspect” and Paperclip People’s “Throw (Slam’s RTM Remix)」と2011年リリースの25曲入りコンピレーション「20 Fucking Years of Planet E: We Ain’t Dead Yet」)

 

レコード会社は配信するコンテンツと月額料金を各自が設定できます。例えばPlanet Eは5月にはDaphniの最新リリース「Modular Pursuits Remixes」, Carls Davidの新作「Last Decade EP」、Paperclip Peopleの1996年リリースの再発「The Secret Tapes of Dr. Eich」を用意しています。

 

反対にMad Decentの場合、5月は1作品のみのリリースです。

 

またファンへのボーナス特典も提供可能で、Ghostly Internationalはキーホルダーなど小物を告知もせず直接郵送で送ったり、Mad Decentでは会員限定のメンバーズカードや物販販売のディスカウントを行っています。

 

(Ghostly Int’l設立者の)Valentiは、「私たちのビジョンはレコード会社やアーティストとファンとのエンゲージメントを深め満足度を維持することです」と説明します。

 

またiTunesやBeatport等大手ストアとの差別化要因として、「レコード会社が音楽の世界において提供するのは、単なる楽曲を超えた世界観です。Drip.fmは彼らが共有する考え方や情報の上に成り立っていますと説明します。

 

 

Drip.fmは、各レコード会社のカラーを尊重することで、消費者との信頼を高め、コンテンツに共感共有してもらうというアプローチは、数ひしめく総合的オンラインストアの中でも異色の存在です。固有のファン層、継続性な情報制作配信(アーティスト)力、豊富な情報を持つコンテンツホルダー特に音楽業界やレコード会社にとっては、有効的なマーケティング手段の一つになるのではないでしょうか。

 



 

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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