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世界最大のネットラジオ「Pandora」が、第3四半期の決算を発表しました。

Q3(7-9月期)にPandoraは、200万ドル (約2億円)の損失を計上、売上高は2億3960万ドル (約259億円)で、前年同期比から42%増加しました。Pandoraは前年同期410万ドルの純損失を計上していますのでQ3は増収増益と改善する結果となりました。

モバイルからの売上は1億8800万ドル、前年同期比52%のアップ。ローカル広告事業からの売上は4180万ドルで、118%アップし、大きく貢献しました。

問題として投資家が懸念したのはPandoraリスナーの低迷でした。Q3の視聴者データでは、アクティブリスナー数が前年比5.2%増加し7650万人(2013年Q3は7270万人)。しかしアクティブユーザー数はQ2終わり時点での7640万人からわずか10万人しか拡大しませんでした。

さらに深刻なのは、視聴時間が49億9000万時間と、Q2の50億400万時間から1%減少したことでした。前年比の視聴時間は25%アップしています。

PandoraのCEO、ブライアン・マクアンドリュース(Brian McAndrews)は、「ユーザーあたりの試聴時間は前年から18.8%増加している」と、ロイヤルなユーザーによる視聴時間が成長過程にあると強調しています。

Q3のコストでは、ロイヤリティ料支払いは売上全体の46.5%を占め、これは前年54.8%から大きく改善されました。

今回の業績にも見られるように、Pandoraが過去数年で見せてきた爆発的な成長速度が減少し終了に向かっているように見えます。アクティブリスナーに大きな成長が見られなくなったことで、今後はますますユーザー獲得が困難になるため、継続的な成長を見込むためには、新たなマネタイゼーション戦略を打ち出すか、大きな外部要因の変化(ロイヤリティ料の引き下げ)が求められそうです。

ソース
Pandora Q3 profit climbs, despite slower listener growth (10/23 CNET)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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