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ヒップホップ・プロデューサーでシンガーのミッシー・エリオット (Missy Elliott)が、2月1日に開催されたスーパーボウルのハーフタイムショーにゲスト出演したことで彼女の音楽が全米チャートを急上昇しています。

2月2〜8日の7日間で、ミッシーの楽曲ダウンロードは合計で27万2000曲。前週の楽曲売上が7万1000曲だったことを考えれば実に282%アップしたことになります。「Work It」は8万3000曲(300%アップ)でシングルチャート9位に登場。「Get Ur Freak On」は7万8000曲(316%アップ)で14位。「Lose Control」は5万9000曲(257%アップ)で18位にランクインしました。

ハーフタイムショーのメインアクトであるケイティ・ペリーは、アルバム売上が7日間で2万9000枚と前週(2万1000枚)から38%アップしました。最も大きなアルバム売上は「Prism」で、1万3000枚売り上げました。

デジタルダウンロードではペリーの楽曲は18万2000曲が7日間でダウンロードされて、前週からは83% (10万DL)アップでした。

世界では、音楽アワードやスポーツイヴェントのテレビ中継後にパフォーマーやアワード受賞者の音楽がiTunesで急激に伸びたり、Spotifyで再生回数が飛躍する傾向があります。スーパーボウルでもメインパフォーマーを務めた人気のケイティ・ペリーではなく、ゲスト出演したミッシー・エリオットの音楽が注目を集めるという、プロモーション効果を生み出します。

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一方のケイティ・ペリーもスーパーボウル直後に今夏の大型世界ツアーを発表して、注目度の高さをプロモーションへとつなげています。音楽とテレビ中継とイヴェントのつながりを活用したプロモーション施策、日本でもまだまだ研究する価値があるのではないでしょうか?

ソース
Missy Elliott’s Song Sales Surge by 282 Percent in Week After Super Bowl (2/12 Billboard)
image by Facebook


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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