Spotify Press Announcement

定額制音楽ストリーミングサービスでは世界最大の「Spotify」(スポティファイ)は、2015年度1-3月の期間中に、権利保有者に支払ったロイヤリティの総額が3億ドル(374億円)に上ったと、音楽メディアBillboardがレポートしています。

Spotifyが2008年のサービス開始から支払ったロイヤリティの総額は30億ドル(3743億円)を超えるという、巨額の分配金を支払うほど巨大なサービスに成長しています。Spotifyは昨年11月にロイヤリティ料の総額が20億ドルに達したと発表しています。そしてその後わずか6カ月未満で更に10億ドルがロイヤリティとして分配された計算になります。

定額制音楽ストリーミングの分野で、常に議論の的となっているのが、レーベルやソングライター、権利保有者への「ロイヤリティ分配」です。この分配を問題視してストリーミングをボイコットするテイラー・スウィフトやザ・ブラック・キーズなどのアーティスト達や、公平な分配を訴えて独自のアプローチを見せるジェイ・Zの定額制音楽サービス「Tidal」など、特にアーティスト側からはさらなる分配料を求める動きが広がっています。

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世界の定額制音楽ストリーミングサービスからの売上は、2009年から2014年で51億ドルに上ると国際レコード産業連盟(IFPI)のレポートから明らかになっていますが、Spotifyは恐らくこの売上総額の約50%をロイヤリティ料として分配していることになります。

ロイヤリティの問題はどのサービスも抱える問題ですが、ソングライターやクリエイターにとっても重要な問題で、特に定額制音楽サービスが今後は世界的に成長すれば、売上アップに伴い還元されるロイヤリティも並行してアップしていきます。Spotifyはこれまでもロイヤリティ分配料に関する情報を常に公開してきた数少ない音楽サービスの一つ。「Spotify for Artists」という特設サイトを立ち上げて、アーティストやレーベル、マネジメント、権利保有者がSpotifyの分配の仕組みを専任スタッフを入れて説明するなど、この問題に透明性を持って取り組んでいます。

下の記事では、Spotifyがどのようにしてロイヤリティを分配しているか、そのシステムを取り上げています。

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ソース
Spotify Royalties Grew to $300 Million in First Quarter(Billboard.biz)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(Jay Kogami)

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