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ソニーは、マイケル・ジャクソン遺産管理財団と共同出資している、著作権を管理する音楽出版会社最大手「Sony/ATVパブリッシング」を完全子会社化すると発表しました。ソニーはマイケル・ジャクソンと1995年に設立したSony/ATVの全株式をジャクソン財団から7億5000万ドル(約840億円)で取得します。

ソニーとマイケル・ジャクソンの財団は3月31日までに株式取得の契約を締結する予定。

Sony/ATVは現在マイケル・ジャクソンやビートルズ、ローリング・ストーンズ、アヴィーチー、レディー・ガガなど大物アーティストを含む約300万曲の楽曲のライセンス管理を行います。2012年には4大メジャーレコードEMIの音楽出版部門だったEMIミュージック・パブリッシングを22億ドルで買収して、ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループとワーナー/チャペル・ミュージックといった音楽ライセンス管理会社を抜いて、業界トップに位置します。

ソニー・エンターテインメントのCEOマイケル・リントン(Michael Lynton)は声明文で、「ソニーがマイケル・ジャクソンとパートナー関係を21年前に結びSony/ATVを立ち上げてから、我々はこの会社が最高の地位まで上り詰めることを確信していました。今回の買収によってソニーは変化する音楽出版ビジネスにより迅速に対応し、業界でのリーダーシップ、そしてアーティストとソングライターたちが信頼できる我が家であり続けます」と述べています。

マイケル・ジャクソンの財団はEMIミュージック・パブリッシングの株式10%、マイケル・ジャクソン本人のマスター音源の著作権、さらにマイケル・ジャクソンが生前に作曲した楽曲や権利を取得した楽曲の著作権を管理するMijac Musicを引き続き保有していきます。

現在Sony/ATVが権利を保有するアーティスト一部は下の通り

ビートルズ、レナード・コーエン、ボブ・ディラン、マーヴィン・ゲイ、マイケル・ジャクソン、キャロル・キング、Kraftwerk、ジョニ・ミッチェル、ウィリー・ネルソン、ロイ・オービソン、クイーン、ローリング・ストーンズ、Sting、The Supremes、スティービー・ワンダー、Akin、アヴィーチー、カルヴィン・ハリス、Jessie J、アリシア・キーズ、レディー・ガガ、Pink、シャキラ、エド・シーラン、サム・スミス、テイラー・スウィフト、カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、オアシス、エミネム、ジェームス・ブラウン

ソース
Sony Makes $750 Million Deal with Jackson Estate for 50% of Sony/ATV(Variety)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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