こちらのチャートは、毎月4000万人のユニークビジターを誇る最大の音楽コミュニティサイト/インターネット・ストリーミングラジオのLast.fmのブログが掲載した、ユーザーがどのような音楽を聴いているかを性別、年齢別に図式化したものだ。
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上記ではどのようなアーティストが好まれて視聴されているかを、横軸は年齢別に、縦軸は上に行けばいくほど、男性のみが好きなアーティスト、反対に下に行けば女性だけが好きなアーティストを図式化している。意外にも(?)「」や「山下智久」が入っているということは、日本やアジア圏にもLast.fmの女性ユーザーが多く存在しているいるようだ。

アーティスト名の文字の大きさは、人気度を示している。従って大きく表示されているアーティストが、その年齢層で平均的に広く受け入れられていることを意味する。
こちらはタグ別。アーティストやアルバムをジャンル分けするときに使う。
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ブログでは、女性は「Super junior」や「McFly」などバンド名をタグとして利用することを好み、反対に男性は同系の音楽を「metal」や「Jazz」など複数の名称でタグ付けすることが好みのようだと説明する。

こちらは、Last.fmのユーザープロフィールの「about me」に書かれているキーワードを抽出したチャート。
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HMVやタワーレコードなどCD量販店と違い、このようなデータを取得して直接ユーザーの好みと属性を透明化させることは、オンラインコミュニティ特に音楽という分野に特化したグループを活性化させるためのデータ活用の一つである。例えば、年配の女性はあまり好んで音楽を聴かない、もしくはユーザーではないことがこのチャートから見えてくる。人気に左右されやすく、ソーシャルネットワーキングの力が反映されるLast.fmやSpotifyなどストリーミングラジオでは、ユーザーが何を求めているかを把握出来るデータを得られるので、iTunes Pingなど音楽販売サイトとは違うユーザー層が形成できる。今後も、どのようにして要望を満たしていくかに継続して取り組めば、サイト、アーティスト、レーベル、ユーザー全てにとって、有益なソーシャルネットワーキングサービスに成長する可能性は十分にあると思う。

関連ソース:

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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