ヨーロッパや米国で人気の会員制音楽ストリーミングサービスSpotify (スポティファイ)が、ドイツでサービスを開始しました。これでSpotifyは世界13ヵ国でサービスを展開します。
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会員プランは他国と同様、「Spotify Free」(無料、広告付き)、「Spotify Unlimited」(月額4.99ユーロ、ウェブアクセス)、「Spotify Premium」(月額9.99ユーロ、ウェブ+モバイルアクセス、オフライン視聴)の3種類となっています
Spotifyはソーシャル機能を搭載するクラウド型の会員制音楽ストリーミングサービスです。フリーミアムのビジネスモデルで、世界4大レーベルのEMI,ソニーミュージック、ユニバーサルミュージック,ワーナーミュージックをはじめ世界中のインディーズレーベルとライセンス契約を結び、PCやモバイル、アプリ経由で1500万曲から好きな音楽をいつでもどこでも聞き放題で堪能することが可能です。現在ヨーロッパや米国等世界12カ国で運営しており、現在アクティブユーザー数1000万人、有料会員数が300万人に到達するほど急速に人気を集めています。
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ドイツは西欧州最大のネット大国。これまでなぜSpotifyが参入できなかったのか、疑問が残る。
GigaOMによれば、Spotifyはドイツの音楽権利団体『GEMA』との交渉が長引いたとのこと。これまでにも、YouTubeがGEMAと合意に至らず、2009年にドイツでの音楽動画へのアクセスを遮断した。その時GEMAが要求した額が、英国著作権徴収団体PRS for MusicがYouTubeに要求した額の50倍だったとか。
権利者団体との交渉が成立しても、Spotifyがドイツで成功するためには、さらに幾つかの課題が存在します。一つはローカルのサービスとの競争。ドイツには『Simfy』という音楽サービスが先行しており、すでにユーザー数200万人を獲得しているそうです。
また、ドイツはプライバシー法順守の姿勢が高く、その影響はFacebookにも及んでいます。立場の違いはありますが、Spotifyの強みの一つとされ、ユーザー増加の要因でもあるFacebook連携にも影響がでるかもしれない。
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