欧米で人気を集める、聴き放題の音楽ストリーミングサービスSpotify (スポティファイ)は、有料プランが購入できるプリペイドカードを発表し、米国大手チェーンのターゲットで販売することをブログで発表しました。ギフトとして手軽に友人に贈れるプリペイドカード市場に進出して、リアルな店舗でPR露出効果と一般顧客獲得を狙う。
Spotifyのギフトカードは、10ドル、30ドル、60ドルの3種類で米国時間8月31日から発売開始。カード料金では、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月分のプレミアム・プランサービスが楽しめる。Spotifyのプレミアム・プランでは、スマートフォンやタブレット端末からのアクセス、広告無し、オフラインの再生などに利用でき、多くの機能で充実した音楽生活を堪能できます。
新規有料プランを始めることや、既存有料プランをチャージするどちらでも利用ができる。
Spotifyは、スウェーデンで2008年に始まった、無料で聴き放題ができるクラウド型音楽ストリーミングサービスです。ソーシャルメディアとの高い連携を持つSpotifyは、フリーミアムモデルの会員制を採用しており、ユーザーは無料と有料を含む3種類の料金プランを利用することで、好みの形式で音楽をいつでもどこでもストリーミング再生することが可能です。Spotifyによれば、現在アクティブユーザー数1500万人、有料会員数は400万人へと増加しました。
無料プラン(広告、再生回数制限付き)
有料プラン「アンリミテッド・プラン」(月額5ドル、PCアクセス)
有料プラン「プレミアム・プラン」(月額10ドル、PC・モバイルアクセス)
Spotifyはこれまではオンラインで利用可能な「e-card」を米国内で発売してきました。しかし、価格が安いため海外ユーザーが米国で友人に購入してもらう利用方法が起きたため、e-cardでの売上が出なくなったという背景があることから、今回のプリペイドカード発売に至ったようです。
面白いことは、アンリミテッド・プラン用の5ドルが存在しないこと。つまり1ヶ月分のプレミアム・プランからしか使えない。
日本ではSpotify利用がまだできませんが、現在世界15ヶ国で利用され急成長しており、特に米国ではSpotifyの認知が高まりつつある中、プリペイドカードを誕生日や記念日にギフトとして音楽好きの友達に贈るようにできれば、Spotifyを始め音楽に触れる機会が増えるのではないでしょうか。
日本でもGreeやモバゲー、iTunesなどサービスで個々のオンラインコンテンツが購入できるプリペイドカードは販売しています。海外では、月額定額制音楽サービスがプリペイドカードを発売しているケースが多く、一般層の会員獲得に注力しているところが日本とはサービス普及への文化が違うといったところでしょうか。
image via Pandora blog
Google Play Gift Card
Hulu Plus
Facebookクレジット
これらのプリペイドカードは全て米国のターゲットで発売されている。
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