The History of Music Media from Vinyl to Bitstream - Audio Issues

毎年音楽メディアのシェアは変わっています。少しづつ始まった変化が5年後にはメインストリームに迫るほど成長することなどもあります。でもその流れを把握することは難しいですよね。

こちらは1980年から2012年まで32年分の音楽メディアのシェア推移を色別で分かりやすく示しているインフォグラフィック。RIAAが毎年公開する年間の音楽消費データにもとづいて作成されています。

数値で見ると分かりづらい変動幅も、流れるペイント風なチャートで見ると、どの年には何の音楽メディアが多かったり、どの音楽メディアがいつピークを迎えていたのかが一目でわかります。

LP/EPが紫、カセットテープが青、8トラックが緑、アナログレコードが黄、CDが赤、カセットシングルが薄茶、シングルCDが茶色、音楽ビデオ・パッケージがライトグリーン、SACDが薄紫、アルバムダウンロードがマジェンタ、シングルダウンロードが藍、SoundExchangeがスティールブルー、モバイルが灰色、サブスクリプション/ストリーミングが黒、動画ダウンロードが薄緑、シンクロ権がオレンジ、音楽キオスクが緑。

The History of Music Media from Vinyl to Bitstream - Audio Issues (1)
特にここ5-6年の変化と多様化はどの年代よりも著しく、音楽メディアすなわち音楽ビジネスの手段が増えてきていることが示されています。

例えば2000年にはCDが支配していた市場も2007年にはCDの他にモバイル、アルバム/シングルダウンロードなど5つ以上の音楽メディアがシェアを伸ばし始めています。

そして2012年になると、CDが過半数を割りデジタル・ダウンロードやサブスクリプション・ストリーミング、近年の復活ブームが著しいアナログレコードが伸びています。そして目立つ存在ではありませんがSoundExchangeやシンクロ権なども伸びています。

このグラフでは音楽メディアの変化と共に、その時代の消費者と音楽消費の関係が分かります。

ソース
The History of Music Media from Vinyl to Bitstream(7/3 Audio Issues)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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