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Twitterと音楽相性最高!音楽アワードも本格的にデジタルの時代に!

英国音楽シーンで最大のアワード賞、ブリット・アワード2014(#BRITs2014)が2月19日に開かれ、イベントでのツイート数が英国テレビ番組中継において過去最高記録を達成しました。

アワード中継におけるツイート数は400万ツイートを超え、昨年のブリット・アワードの記録を約2倍以上でした。

Twitter社のブログでは、Twitterとソーシャル解析企業Second Sync(@SecondSync)によるツイート数のデータを公開、そのレポートによれば、アワードがテレビ中継された8-10:30pmの間のツイート数は合計4,147,936ツイートでした。

ユニークユーザー数:958,785
インプレッション数:84億2640万
アベレージTPM(1分当たりのツイート数): 27,268
ピークTPM(ピーク時の1分間当たりのツイート数):78,976 過去最高記録

イベントのツイートは、公式ハッシュタグ「#BRITs2014」で見ることができます。

最もRTされたのはワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ(@Harry_Styles)のファンに感謝するツイートで、現在18万回を上回っています。

デヴィッド・ボウイは30年ぶりに「ベスト男性ソロアーティスト」を受賞。

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今年のブリット・アワードでは歴史上初めて視聴者がTwitterから投票して「ベスト英国ビデオ」賞を選ぶファン参加型企画「Social Vote」が行われました。

この取組みは事前にノミネートが発表されるような投票ではなく、8pmにノミネート作品が公表された後90分間で最も好きな英国人アーティストの音楽PVをツイートするという、Twitterのリアルタイム性を最大活用した完全に視聴者主導の企画でした。

結果、Social Voteでの投票には200万ツイートが集まり、アワードはワン・ダイレクションの『Best Song Ever』に決定しました。

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最もツイートされた時間帯は次の3つでした

8.11pm: ファン投票連動企画「 Social Vote」開始
9.25pm:「Social Vote」受付終了
8.59:ビヨンセの「XO」パフォーマンス

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BRITアワードで最も言及されたアーティストのパフォーマンスは以下になります。

・ビヨンセ
・アークティックモンキーズ
・Bastille/Rudimental
・ブルーノ・マーズ
・エリー・ゴールディング

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Twitter社によれば、ブリット・アワードにノミネートされたアーティスト42組のうち41組がTwitterアカウントを持っています。

全世界でフォロワー数が最も多いアカウントのトップ10のうち7アカウントがミュージシャンであるように、音楽とのつながりが非常に強いプラットフォームであり、アーティストによるリアルタイムのリーチやツイートする内容も音楽に関連するツイートが必然的に大きくなります。例えば英国では2013年に最もRTされたツイートのトップ5の3つが音楽に関連したツイートでした。

特にTwitterのリアルタイム性とオープン性は、アワードなどのテレビ中継にとって視聴者と番組をつなぐためのパーフェクトなツールになってくれます。音楽イベントやアワードを通じてファンとのエンゲージメントを最大化したいと考えるアーティストやレコード会社、スポンサー企業にとってソーシャルメディアで可視化されない仕組みは考えられません。

ソーシャルメディアと連携せずテレビの内容だけに比重を置いた構成では、視聴者にとって見るだけの楽しみしか体験することは出来ず、自分の好きなアーティストの出演後や中継終了後にまで口コミが広がることもないでしょう。イベントやアワードの内容だけにとどまらず、面白い発言や舞台裏の写真(やVINE)、面白CMなど、視聴者がツイート、RTしたくなる要素は限りなくあります。口コミを広げ深堀りしたくなるような話題性を作っていくためには、Twitterなどソーシャルメディアとマスメディアの連携は今後外せなくなるに違いありません。

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ソース
#BRITs2014(2/20 Twitter UK)
Brit Awards 2014: One Direction win Best British Video in the first Brits Twitter vote(2/19 Independent)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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