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元トーキング・ヘッズのリードボーカルで、ロックミュージシャンのデヴィッド・バーン(David Byrne)が、アメリカでアーティストのためにロイヤリティを徴収する非営利団体「SoundExchange」の取締役員に任命されました。

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SoundExchangeの取締役会にはアーティストやレーベルなど業界を代表する18人が選ばれています。

ワシントンDCに拠点を置くSoundExchangeはアメリカ国内のデジタルサービスからパフォーマンス・ロイヤリティ料を集め、アーティストや権利関係者に分配する役目を負う団体です。SoundExchangeが対象としているのは、「非インタラクティブ」なネットラジオや、衛星ラジオ、ケーブルラジオサービスなど2500以上。つまりPandoraやSiriusXMなど音楽サービスからの売上からロイヤリティを集め、アーティスト達の権利を保護する活動を行っています。

2014年には前年比31%増加となる7億7300万ドルをロイヤリティ料として徴収、アーティストやレーベル、サポートミュージシャンらに分配して活動を支えています。過去4年間でSoundExchangeが徴収して分配したロイヤリティ料は207%増加しています。

これまでデジタル音楽サービスのあり方を非難する態度を示してきたデヴィッド・バーンが、アーティスト権利保護団体で存在感を拡げることは、より一層アーティストを保護するために発言力を強めることが予想されます。

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2013年にガーディアン紙にデヴィッド・バーンが寄稿した記事では、「将来は音楽サービスからの収入に頼らざるをえない状況になれば、アーティスト達は活動を1年以内に停止することになるだろう」と音楽サービスの低いロイヤリティ料分配を問題視する批評を述べて、議論を巻き起こしました。

ソース
David Byrne joins SoundExchange to ‘fight for fairness’ on music streaming(5/8 The Guardian)
image by Wikimedia

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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